ハンドメイドホーム

ね、生温い日々がゆるりとつづいた時、こころは鋭さをなくす?こころが鋭くないと、ひとに刺さるものはつくれない?


ふとした時に訪れるあの、ひとりきりになりたい感覚。つぎからつぎへと溢れでて、こぼさないように追いかけこころが跳ねては、勿体無くて結局なににも残しきれない儚さ。着火剤を沸々と腹のなかに溜め込むような、日々の閉塞感と初期衝動。そういうの、感覚を研ぎ澄ますような夜のことも、穏やかな日々からは掬いとれないんじゃないかって。


なくてもいいような不安と、空想のなかのきみの気持ちを、ごちゃまぜにして、埋めて、かってに育ててしまう。沢山のみずをやって、溺れさせてしまう。


穏やかな毎日を望むのに、あたたかい部屋でわたしは手を伸ばしていられるのに、きみのほしいものはわかってあげられてないんじゃないか。そばにいてくれる時間が、これ以上ながくなってしまったらきみは、きみを、わたしはきみの、邪魔をしてしまうんじゃないか。誘惑につよくないひとだから、わたしが気づけなかったらどうしよう、って。


考えても無駄だ、とつっぱねるだけの元気をじぶんで取り戻さないと。はやく風邪なおそうね