アラームが鳴る。わたしは手を伸ばして携帯をああだこうだと握りこみ、適当なボタンを押したらしい。けれどそんなの記憶にない。徹夜明けの恋人が、また布団にもぐろうとするわたしを引き摺り出そうとしきりに声をかける。いつもは隣でぐうぐういびきをかい…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。